Reuse 果物残渣を再利用
果物が加工されてジュースになり、出荷されるまでには様々な過程を経ています。果物をジュースにするには、まず果物を潰す(クラッシュ)作業からスタートします。その作業の後には果汁を搾り取られた果物の芯、表皮、種などのカスが出ます。そのカスを残渣(ざんさ)といいます。
これまで、それら残渣の処分は遠方の農家と契約し、引き取ってもらっていました。しかし、処分にかかる運賃等のコスト、また運搬時に発生する二酸化炭素など、環境面への負荷などを考慮、なおかつ残渣の再利用を目的に堆肥化事業を開始いたしました。
循環型リサイクルの形成を目指して
豊野工場では以前からジュースの絞りカス(残渣)を再利用しようといろいろ試みてきました。そして注目したのは残渣の肥料化です。
「りんごから作った肥料をりんごを作るために畑に返してあげることができたら」という想いから始まった、堆肥作りは当初屋外で試行錯誤を繰り返しました。しかし、屋外でのたい肥製造は良質の堆肥を作るために必要な温度、水分コントロールが難しくなかなか期待していた成果が得られませんでした。
そこで豊野工場では平成16年に良質の堆肥を製造するため、また生産効率の向上を図るため、屋内堆肥製造センターを新設いたしました。
現在では豊野工場から出る残渣のうち50%を堆肥として再利用し、近隣の農家に使用して頂いています。
今後の課題として、堆肥の生産能力の向上があります。
将来的には近隣の農家に常時一定量の堆肥を供給できる生産体制を構築し、現在以上に質の良い堆肥を生産することを考えております。
自社から出る残渣を全て処理できることは当然のことながら、今、時代が要請している循環型社会に対応できるように今後も努力を続けてまいります。
